B型肝炎の症状
まれに劇症化
感染直後から潜伏期間は個人差もあり、約1~2ヶ月です。症状は男女とも同じで、全身倦怠(だるさ)、食欲がない、濃い色の尿が出る、発熱、黄疸(体や白目が黄色っぽくなる)などがみられます。
肝臓疾患の目安となる、ASTやALTなどの値が異常に高い場合や、黄疸の症状がある時は入院が必要ですが、症状を起こす人は感染者の約3分の1で、感染者の半数以上は症状が出ないまま、自然に治ると言われております。
安静にしていれば、症状が出てから2~3ヵ月で自然に治る病気です。ただ、まれに劇症化(肝臓の炎症が非常に強くなり、肝細胞のほとんどが死んでしまうこと)することもあり、肝臓移植を行わない場合、死亡率は60~70%となります。